功名に焦った内藤の転落ぶり

山崎にだまされ続ける哀れな姿

(57・7・4付)

 一部の週刊誌、雑誌による学会攻撃の背後に、山崎正友の画策があったことは、今や周知の事実。悪党・山崎に踊らされて、事実無根の中傷記事を書いてきた内藤国夫は、ブラックジャーナリストへと転落していった。

 ある新聞記者と会い、マスコミへの画策について話し合った。

 「内藤国夫をどう思いますか」と聞いてみた。

 その記者いわく。

 「立花隆が『文藝春秋』で田中金脈批判を書き、脚光を浴びた。事実、あの問題は田中が悪かった。

 内藤は、自分も立花みたいな花形ライターになりたい、と思った。そこで学会、池田名誉会長をねらえば、組織も大きいし、効果もある、と的を絞った。

 彼は『現代』を利用し、名誉会長をねらったにちがいない」

「なるほど、内藤の功名心に山崎がつけ込んだ、ということか」

 その記者は続けて話した。

 「山崎は、内藤もいうように“謀略のプロ”だ。名誉会長を陥れれば、宗門と学会を陰で支配できると野心をいだいた。

 彼は、土地ころがし等で“黒い金”をつかみ、銀座や赤坂の高級クラブで豪遊していたというが、遊びにおぼれ、生活もメチャクチャだった。

 そこで、山崎が、功名を焦っていた内藤にデッチ上げの情報を流し、学会、名誉会長を陥れるマスコミ画策に内藤を使ったのだろう」

 ある雑誌記者は「内藤は『現代』なんかで、ロッキード事件より学会問題のほうが社会的に重要、などと平気で書いている。なんとか自分の手がけている仕事を大きくみせたいのだ。見苦しい姿ではないか。

 それも、山崎や原島から、ニセ情報をつかまされ、事実確認、取材をせず書いている、というからあいた口がふさがらない。山崎や原島の卑しい人格、反学会の立場も分からず一方的に書いているとすれば、ブラックジャーナリストといわれてもしようがない」と。

 六月二十九日、東京地裁で開かれた“山崎事件”の裁判では、検察側の証人である秋谷会長に対して、被告人、弁護人側からの反対尋問が行われた。

 弁護人の秋谷会長に対する反対尋問は、通算して約二十時間に及んだが、すべて空振りに終わった。秋谷会長が証言した@山崎による宗門と学会との離間工作A恐かつ及び恐かつ未遂の犯行の経緯Bマスコミを利用した学会攻撃の画策、などの証言内容の信ぴょう性が一段と高まる結果となった。

 この日の公判で、最後に弁護人が「昭和五十二年暮れから、内藤が月刊誌に学会問題を書いたが、その情報提供者は秋谷会長、あなたではないか。山崎が池田会長に重用されるのを妬んで、山崎をはじき出そうと画策したのではないか」と、何の根拠もないバカバカしい尋問をするに至って、傍聴席の失笑をかっていた。

 会長は、あきれた表情で「そんなバカバカしい話はありません。すべて山崎の作り話です。内藤に情報を流して学会攻撃を画策したのは被告人・山崎であることは明らかです」と、一喝した。

 被告人、弁護人側は、小さなウソを積み重ねて、会長に対して反対尋問を試みたが、なんの効果もなかった。これで会長への尋問が終わってはと、最後に大きなウソにもとづいてこっけいな尋問を仕掛けてきたのではないか、とは傍聴した記者の弁。

 山崎の口ぐるまに乗せられて、まんまとだまされ続ける人達こそ哀れそのもの。山崎とくっつく人間も、天下に恥をさらし、社会から信用されなくなってしまうことを如実に示した一幕だった。

 それにしても山崎、裁判で窮地に追い込まれて、とんでもない悪質な作り話をデッチ上げ、世間を騒がせようと悪あがきしても、だれ一人として山崎を信用していない。山崎の悪の片棒をかついできた一部の週刊誌等も、あまりのウソとデタラメな話が法廷で次々と明らかにされ、これ以上、山崎に肩入れすると彼ら自身の信用を失うことを恐れて、相手にしなくなってきた。

 

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