檀徒を愚弄し続ける正信会
「成果出さねば除名」とおどす
(57・1・24付)
御法主上人猊下に敵対する悪侶達のグループ正信会の邪義は、つとに目に余りあるところだ。最近の「仏生」誌(久保川が発行)では「今、大聖人の血脈は正信会にしか流れていない」と。大謗法も甚だしい強弁である。
日蓮正宗においては唯受一人金口嫡々の血脈相承が根本法義であることは周知の事実。これを真っ向から否定し、正信会に血脈が流れているとかの言辞は、一体、何が論拠なのか。かつて猊下への敵対は大謗法といい、今は猊下を裁判にまで訴えている。自分達の都合で宗旨の根幹さえ平然とぬりかえるさまは、まさに食法餓鬼というべきか。
さらに「その証拠に正信会の僧侶のみが正法弘通の為に誹謗悪口を受け、大聖人一人しか身読していないと云う『数数(しばしば)擯出せられん』と云う経文を身読している」というに至っては、思わず噴きだしたくなる。教学もここまで身勝手に展開すれば“狂学”といわざるをえない。
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同誌で久保川は、遅々としてすすまぬ檀徒づくりに業をにやしてか“目標達成”をあおることしきり。思い通りに動かない檀徒に対して「こういう人から先ず除名し、整理するつもりである」と。つまり除名、整理というおどし文句をちらつかせながら“成果”をあげようと恫喝しているわけだ。
そうしなければならないほど、檀徒は疲弊し、彼らの運動は窮地に追い込まれている何よりの証左だろう。
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「継命」の元編集長だった人物が、最近、正信会や檀徒の内情を暴露した「内部告発」なる本を出版した。そこにも悪侶たちの醜い権力闘争、矛盾、専横ぶり等々、目に余る姿に対する悲憤の声が随所に。そして、いわく。「檀徒の間に、覚醒運動に対する不信の声が高まりはじめ……次第に結集がまばらになり、なにか、檀徒と僧侶の間に、ちぐはぐな空気が拡がりだした」
また、いわく。「正信覚醒運動といっても、目的は御僧侶方が宗門を支配し、また学会をも支配したいための、単なる権力闘争――にすぎない、という声も表面化し、『檀徒は御僧侶たちの玩具なのか――』とか『われわれは、僧侶の玩具の兵隊じゃない――』等々の愚痴や不満が、かなり露骨に檀徒の口からでるようになった」
そうした、人を人とも思わぬ傲慢(ごうまん)な心は、最新の「継命」のなかにも歴然たるもの。「檀徒も『近頃はどうにか日蓮正宗の信者らしくなった』と正信会の御僧侶に認めて頂けるまでに成長してきた」と。同じく「継命」の元旦号で「信心の厚薄など、どだい凡夫にわかるはずはないのである」と大見得をきった直後の言である。一体、正信会の悪侶たちは、無知な檀徒たちをどこまで利用し愚弄し続ければ気がすむのか。
最近の「継命」には、まもなく学会がつぶれるかのような作為の言辞が目立つ。運動が行き詰まると、ことさら相手方の凋落ぶりをヒステリックに叫ぶのは世の常。彼らの運動が末期的症状を呈しはじめたということだろう。
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