擯斥11人の悪業の数々

(57･2･13付)

　このほど宗門から擯斥(ひんせき)処分(僧籍はく奪)に付された正信会の十一人。彼らはいずれも正信会の中央委員であり、すでに擯斥されている久保川法章らとともに、金口嫡々唯受一人の血脈相承をまっ向から否定。あろうことか血脈に疑義があるとして御法主日顕上人を裁判に訴えるなど、宗門史上未曾有の異義異端の大僻見を唱える大謗法の徒であることは周知の事実。

　日顕上人猊下が御法主に就任されてから一年半、そのようなことをいいだす者はだれ一人いなかった。それが週刊誌にのった山崎正友の手記だけを根拠に日顕上人の血脈を否定し、裁判所にもちこんだのである。このこと自体、彼らがいかに無定見、無節操であるかを物語っていよう。

　こうした彼らの言動に対して御法主上人自ら宗務院等を通じて再三再四、誠意をもってその非を諭(さと)された。それのもかかわらず彼らは、反省するどころかむしろ、誹毀・讒謗(ざんぼう)をますますエスカレートさせている。そのさまは、まさに｢法師の皮を著(き)たる畜生｣そのものであろう。

　自身の正当化のために御法主上人を誹謗し、また自身の権威を保つために地元の学会員をいじめぬいてきた彼らの増上慢にみちた悪業の一端を紹介してみると――。

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　まず、大阪の簗瀬明道。昨年五月の第六回檀徒大会で、日顕猊下に対して｢宗門の私物化による己(おのれ)の保身に汲々(きゅうきゅう)としている｣などと横暴な言動の数々。これは｢継命｣にも掲載されている。

　福岡の児玉大光。三、四年前、田川市内の全支部長・婦人部長、全大Ｂ長・大Ｂ担を毎晩のように順次呼びつける。そして｢学会では成仏できない｣と二時間、三時間と脱会を強要。学会員を｢ネズミ｣と呼んで小バカにしていた。

　福岡の秋田舟済。御講等で日顕上人のことを｢血脈のないニセ法主｣と。ここ二年間、学会員の葬儀を拒否しているが、それ以前からも学会員に対して｢御供養が少ないから葬式にいかない。他の寺へ行け｣との暴言を吐いていた。

　三重の秋山徳道。｢なんでもかんでも猊下に従っていくのであれば、日蓮正宗ではなく阿部日顕宗である。猊下に従うのが信心ではない｣と日顕上人を誹謗。その寺では家族四人そろって御受戒のために参詣した学会員に対し｢一人三千円だから四人で一万二千円だ｣と御供養を強要したこともある。

　山形の渡辺泰量。｢学会の御本尊を拝んでいれば地獄に堕ちる。御本尊を交換しなければ功徳はない。もし交換できないのなら、開眼供養してあげるから持ってきなさい」と。そして、身内の人が亡くなったため寺院に相談に行った人に｢私のいうことを聞かなければ葬式はしてあげない。埋葬もしてあげない｣という始末。

　大阪の菅野憲道は御講で｢皆さん方は、題目を百万遍唱えた、などとよく言っているが、私などこれまで通算しても、十万遍もいくかな。いくら題目を唱えても、折伏しても、そんなのは何にもならない｣と。

　このほか、京都の藤川法融、埼玉の坂井進道、東京の古谷得純、佐野知道、愛媛の足立堅泉らも、御法主日顕上人の血脈を否定し、純真な学会員を陰険・卑劣な手段でいじめぬいてきたのである。これら大謗法の徒の末路は御金言に明らかである。｢謗法ならば亡国堕獄疑い無し｣｢謗法とならば・なんぞ苦果をまねかざらん｣――。