正信会悪侶のため息

(57･3･25付)

　山崎、原島にだまされ、利用され続けてきた正信会僧の嘆きの声とため息が今、各地から聞こえてきている。ある正信会の有力夫婦が嘆いていわく。｢すべて山崎、原島にだまされたんだ。なんとバカなことをしてしまったのだろうか。悔やんでも悔やみきれない｣と。

　また、ある僧は｢週刊誌を読んで頭がおかしくなってしまった。猊下の御指南のままに信順していくべきにもかかわらず、週刊誌に乗ぜられ、猊下を裁判に訴えてしまった。猊下の血脈については宗内において、もとより、だれ一人疑う者もいなかったのに、山崎が週刊誌に手記を書いたので、浅はかにも、それを信じてしまった。それで取り返しのつかないことをしてしまった。ともかく、今、ふり返ってみると、結局、山崎を法主、原島を会長のように考えてしまったところに最大の狂いがあったのだ」――。

　また、こういって悔やしがる僧もいる。｢原島や山崎を名誉会長の側近と信じきっていたが、彼らの振る舞い、人への接し方、口のきき方はまことに横柄(おうへい)で、やることも実にだらしない。金にもきたない、いやらしい。結局、口のうまさにだまされたし、今、彼らの野望に利用されていたと分かった｣と。

　御書を信ずるかわりに週刊誌を信じ、御法主上人猊下の御指南に従わないで、山崎、原島の言に踊らされてきた正信会の面々。そんな彼らも、自らが犯した破仏法、師敵対の大謗法に少しずつではあるが気づきはじめているようだ。

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　正信会の会長・久保川法章の御法主日顕上人猊下に対する誹毀・ざん謗は、目に余る。

　最近の｢仏生｣三月号(久保川が発行)では｢時の貫主の云う事であっても妄(みだ)りに従ってはならない、大聖人の仏法に照して違背していないかどうかを確かめてから従わなければならない｣と、必死に自己の正当化を図ろうとしている。

　実に浅ましい。宗内においては、御法主上人の御指南に従って信心に励んでいくことは、修行の根本である。

　その証拠に、久保川自身がかつて｢蓮華｣(五十一年十二月号)に次のように書いているではないか。――｢世間には自分の見解と違うからと云うだけの理由をもって、御法主の御指南を批判し、異義を唱える者もありますが、主客転倒も甚しい｣｢唯受一人の血脈相承を受け継がれた、御法主上人の御指南に従って信心すると云う事であります。如何(いか)に正しい御本尊を拝んでいても、御法主上人の御指南に逆き、御書を勝手に解釈し、異義を唱える者は、絶対に成仏することは出来ない｣と。

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　その久保川が、今では、平然と御法主上人の御指南にそむき、御書を勝手に解釈し、己義を構えているわけだ。法の道に真摯(しんし)に生き抜くのが僧の在り方であることは当然の道理。それを、自分の都合や自分が法主になりたいために、法をねじ曲げてでも自身の正当化を図ろうとするのは、まさに山崎や原島の性根と同じではないか。

　｢絶対に成仏することは出来ない｣との言を、自らの肝に銘じよ。